華やかな香り!エチオピアの水出しの話
華やかな香りと桃の様な風味、まろやかな口当たりの水出しコーヒー
コーヒー発祥の地エチオピア
皆さんこんにちは。
先日のメルマガではケニアの水出しのお話しをしました。
今回はエチオピアの水出しの豆についてです。
エチオピアと言えばアラビカコーヒーの原産国として知られています。
コーヒーの木が森の中や家の庭先に自生しているこの国には1000年以上に渡るコーヒーの歴史があり、日本の茶道に似たようなコーヒーセレモニーは生活に密着した文化となっています。
コーヒーセレモニーの様子
私が14年前にエチオピアを訪れた際、コーヒーセレモニーの歓迎を受けましたが現地のスタッフから"口をつける程度で飲まないでください"と言われました。
水が合わなくてお腹を壊すのです(^^;;
せっかくだったのに残念ですが、こればかりは仕方のない事です。
話が逸れましたが、このコーヒーが採れたグジ県はエチオピアの南に位置し、有名なイルガチェフェがあるデゲオ県の隣にあります。コーヒー産地の標高は1,700〜2,300mと高地です。
収穫されたコーヒーチェリー
このグジは近年イルガチェフェと同じぐらい素晴らしいコーヒーが生産されることから、スペシャルティコーヒーバイヤーの注目を集める産地です。
コーヒーはガーデンコーヒーと言われ、各農家の庭先でニセバナナなどの作物などと一緒に日陰で栽培されています。
収穫されたコーヒーチェリーは現地のコーヒー輸出業者TRACON社がアナソラ地区で運営するウォッシングステーションに集められて生産処理されます。
TRACON社のアフリカンベッドで乾燥されるコーヒーチェリー(ナチュラル)
TRACON社では品質管理を厳しくしており、安定して高品質のコーヒーを生産しています。
TRACON社にてカッピングを通して品質管理をするスタッフ
エチオピアも非常に土壌に恵まれていて、特に何もしなくても自生でコーヒーが育つ国です。
フレッシュで華やかな香りが特徴のエチオピアの水出しコーヒーもぜひお楽しみください。
今日も良い1日をお過ごしください。
ヴォアラ珈琲 霧島国分本店
〒899-4332 鹿児島県霧島市国分中央5-3-17
焙煎人 井ノ上 達也