甘さが特徴!ケニアの水出しの話
ケニアの大自然の中で育ったコーヒー
現在水出しコーヒーのラインナップはケニアとエチオピアの2種類あります。(ただいまエチオピアが売り切れていて申し訳ございません!6/21頃入荷予定です。)
今日はその内のケニア・ノアール(キリ コーヒーファクトリー)について少しお話しします。
このコーヒーが育てられたのは、ケニアの中央部に位置するキリニャガカウンティ(キリニャガ郡)です。
北の方にはケニア最高峰のケニア山がそびえ立つ自然豊かなエリアです。
赤い点線のところがキリニャガカウンティです
標高1,450mにあり、この地域の土壌は赤土で大変肥沃です。
年2回の雨季は1,200mmほどの降雨をもたらし、平均13-25℃の理想的な気温です。
そのためここは4月と10月の2度の収穫期があります。
ンギリアンブ生産者組合に属する1400ほどの小さな農家から収穫されたコーヒーチェリー(コーヒーの実)は、キリコーヒーファクトリーに持ち込まれ生産処理されます。(コーヒーファクトリーとは精製所のことです)
中米や南米などのスペシャルティコーヒーを育てる農園は自分のところで生産処理をする設備を持っているところが多いですが、アフリカではほとんどいません。
農園と呼べる様な大きなものではなく、農家や畑という感じです。
それなのにこの様な素晴らしいフレーバーのコーヒーを生み出すのですから、土壌のポテンシャルがすごいとしか言いようがありませんね。
アフリカンベッドと呼ばれる高床式の台で干されるコーヒーチェリー
トロピカルフルーツを想わせる爽やかさと、しっかりとした黒糖の様な甘さが特徴です。
目を瞑ってこの大自然に想いを馳せながら飲む水出しコーヒーもとてもいいものです。
今日も良い1日をお過ごしください。
ヴォアラ珈琲 霧島国分本店
〒899-4332 鹿児島県霧島市国分中央5-3-17
焙煎人 井ノ上 達也