コーヒーにも「旬」がある??

よくあるお問い合わせで


「1年前に買ったアニバーサリーが美味しかったです。同じものをください。」


「ブラジルの豆、この前と味が違いました。」


「このコロンビアはずっとありますか?」


ヴォアラのコーヒーを飲んでいただいて、美味しかった。またこれと同じものが飲みたいというお声は大変嬉しいものであります。


しかしながら、私たちが買い付けている豆は小ロットのものが多いのでずっと同じコーヒーを提供することはありません。


※いつも買い付けている仲の良い農園から買うときも必ずカッピング(テイスティング)をして味を確認して納得するものだけを買い付けています。


 


スペシャルティコーヒーとして輸出されるコーヒーは、農園で細かくロットに分けられています。


同じ農園でも品種採れたエリア生産処理などの違いによって風味特性も驚くほど違ってきます。


1つの農園ですらこうですから、それが生産地全てとなると...もう多種多様です。


 


また、コーヒーは加工品というイメージも世間にはまだありますが、私はコーヒーは農作物と考えているので、そのときそのときに採れた「旬」というものが存在するのを感じています。


だからできる限りバキュームパック(真空状態)で日本へ送ってもらっています。


私は自分の好きな傾向(風味、香り)などはあるとしても、「この銘柄じゃないと」「この産地のコーヒーが一番」とは思いません。


なぜならそのときに出会うコーヒーに感動を覚えるからです。


今だけしか飲めない味かもしれない、そう思うとまさに一期一会と言えます。


40年以上コーヒーに携わっていますが、ずっとコーヒーに驚かされてきました。これからもそうだと思います。



コーヒーは多様性の飲み物であり、可能性は無限大です。


次はどんなコーヒーと出会えるのか、楽しみにしていてください。