煎るか、焙るか
先日販売した深焙りコロンビアはおかげさまで完売いたしました。
ありがとうございました。
もう飲まれたという方、これから飲むという方、皆さまのご意見、ご感想お待ちしております。
そんな中、早速お客様からどうして「深煎り」ではなくて「深焙り」と書くのですか?と質問をいただきました。

ヴォアラ珈琲では、「浅煎り」「中煎り」「深煎り」とは表記せず、
あえて「浅焙り」「中焙り」「深焙り」と書いています。
それは、“煎る”ではなく、“焙る”。
焙るとは、火をあてて香りを引き出すこと。
素材の中にある甘さや透明感を、やさしく焙(あぶ)り出すという意味を込めています。

私の焙煎は、ただ焦がすことではなく、一粒一粒の豆の声を聴きながら、
その中に眠る香りと甘さを焙り出す行為です。
だからこそ、ヴォアラ珈琲では「焙る」という言葉にこだわり続けています。
ヴォアラ珈琲 霧島国分本店
〒899-4332 鹿児島県霧島市国分中央5-3-17

焙煎人 井ノ上 達也